お知らせ

News

全国賃貸住宅新聞に掲載されました。

2016年8月18日

賃貸住宅に特化した清掃サービスを提供

「掃除で賃貸経営は変わります」ルミナス(東京都大田区)は、賃貸住宅の清掃業務代行専門会社だ。「当社が提案する清掃管理プランは賃貸マンションの事情に特化して、作ったものです。安価に高い品質のサービスを提供します」と語るのは同社の島村亮社長。差し出された、名刺には大きく「掃除屋」の文字。17年の創業から、賃貸オーナーや管理会社から建物の清掃業務の代行を開始。拠点を置く大田区から、品川区、目黒区、世田谷区の一部、神奈川県川崎市の一部まで、対応エリアを増やし、いまでは300棟の清掃をこなす。共同廊下や階段、エレベーターなどマシン洗浄をおこなう定期洗浄や、掃き掃除・拭き掃除を行う巡回清掃など、建物ごとにオーナーと内容を決定しサービスを提供する。清掃を行う頻度も個別に決める。料金は内容や物件の規模、頻度によってまちまちだが、1棟当たり、平均して月2万円前後の契約が多いという。週1回、定期清掃を行うくらい。集合住宅に特化しているため、オフィスや商業施設などの業務は行わない。

創業17年で解約なし高い顧客満足度

「当社の自慢は契約していただいてる300棟のうち、これまで解約されたケースがほとんどないことです。お客様には、サービス内容に満足いただいていると自負しています」(島村社長)物件のオーナーが代わるなどして、契約が終了したことはあるが、他社にくら替えされたことは、ほとんどないという。清掃内容は細かく規定されている。一口に「廊下」といっても床の洗浄や掃き掃除・壁の洗浄や拭き掃除、手すりや窓格子の拭き掃除、排水口など目に見える範囲は全て清掃の対象だ。インターホンの上にたまっていりほこりも、あらかじめチャック項目に入っているという細かさ。低価格で高いサービス品質を保つために、作業は効率的に行われる。2人1組(大型物件は3人1組)で物件を30分程度で磨き上げて、次の物件に向かう。
立ち止まっている様子はなく、動きには無駄がない。公共施設などで見かける、シルバー人材、のどかな清掃風景とは別物だ。聞けば、車での移動中もいかに効率よく作業を進めるか、 シュミレーションしてるという。「おそこは通路が狭いから、着いたらすぐに洗浄機を持って最上階にあがれ。その間に私は1階から手すりを拭いていく」といったような作戦会議をもって、掃除に向かう。「まるでスポーツのようだ」と、驚かれることもある。「スタッフは全員アルバイトから能力に応じて正社員として登用しています。現場には必ず正社員のスタッフが1名以上いることで、品質を保ってます」(島村社長)また清掃作業が終わると、現場写真をまとめた報告書を毎回オーナーに提供する。
社内でも品質管理は至上命題となっている。

入居者マナーも向上順次エリア拡大予定

清掃中に気づいたことは、積極的にサービスとして取り入れてきた。共用部の電球交換など、定期清掃を契約していれば、無料で行う。駐輪場の放置自転車も管理する。
登録番号を確認し、盗難車かどうか照合、撤去まで行う。また、ごみ置き場のパトロールや近隣物件の軒先の掃除など、地域に貢献するサービスも行っている。「入居者の私物が共用廊下を占拠しているケースなども、清掃を続けるうちに自主的に片付けていただけます。当社がサービスを提供して以降、入居者のマナーが向上したという声をたくさんいただいております」(島村社長)今後、サービス提供エリアを現在の品川区、目黒区、川崎の一部から拡大していくことも検討中だ。
空室の清掃や排水菅洗浄など特殊な清掃業務をオプションとして請け負うが、あくまでも共同部の定期清掃に基盤を置くこは変えない。 「プロの掃除がどれほど賃貸経営に影響を与えるか、経験してほしいです」(島村社長)